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2006年7月31日 (月)

バーンロムサイの工房

 今回はバーンロムサイのオリジナルプロダクツを送り出している、バーンロムサイの工房をご紹介します。

工房  工房は、バーンロムサイの敷地内にあります。バーンロムサイ開設当初は子ども達が生活していた平屋建ての家。そこを現在は工房として利用しています。入ると、まずは広いスペース。以前は子ども達が遊んだりしていた大きな部屋が、ものづくりのオフィス、兼作業場です。メーチェムで織りあがった布をストックしたり、マスコットくまに服を着せる細かい作業をしたり、美和子さんがパソコンで様々なやりとりをしたり、出来上がってきた製品はまずここに集められて商品タグ付けを日本人スタッフ総出でやったり…。ここを中心に、バーンロムサイのものづくりは動いています。

縫製場  奥に進むと、縫製場があります。ここには現在、5名のタイ人スタッフが勤務しています。リーダーのゲーさんが中心になり、ミシンを使い縫製作業をしています。新しい製品を作る時はここにその案が持ち込まれ、サンプルの製作を行います。でも一度で納得のいくものができることはまずなく、何度も試行錯誤を重ねて製品ができあがります。そうしてできた製品が、ここから送り出されていきます。

オフィス兼作業場  ここで作業をしていると、子ども達がよくその様子を覗きに来ます。「何してるの?入ってもいい?手伝ってもいい?」と声をかけられることもしばしば。工房内は仕事の場であるので、原則として子どもは立ち入り禁止。お手伝いをする時だけは入ってもいいことにしています。商品タグをつける、というような簡単な作業を子ども達が時々手伝ってくれます。
 自分が暮す家で、スタッフ-メー(お母さん)-がこうして仕事をしている。それを普段から目にしている子ども達。そして子ども達は自然に、進んでお手伝いを探しに来る…。

「家業」としてはじめたものづくりは、こうしてこの工房で動いています。

記:幸季

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2006年7月27日 (木)

遥かなる旅

060731  それは糸のお話し。オーダーをしてから待つこと4ヶ月、やっと先日届いた。

 バーンロムサイで使う手織りのリネンの糸はチェンマイ市内のワロロット市場周辺にある問屋さんに注文する。その問屋さんはさらに中国に発注。この色でこの太さで~と私達は見本を見ながら注文するのだが、注文どおりのものがなかなか来ない。というのも中国の会社が「わかったわかった」と言っていつも違うものを送って来るのだそうだ。問屋さんも頭を抱えていて申し訳なさそうに「また違うものが来ちゃったの~」と言ってくる。さらにその糸たちは遠く中国南部から船に乗って、メコン河を下って運ばれてくるのだ。雨季になれば増水のため船が停泊することもあるらしく、注文してから届くのに1ヶ月以上かかるのだ。待ちに待っているのに、間違ったものが送られてきた時のショックといったらない。危ないスイーツへの自棄食いへと走って気を紛らわすしかないのだ。

 2回同じことが続いたので、今回は電話じゃなくて手紙で注文してくれと頼んだ甲斐あって、3回目にしてやっと届いた、“注文したもの“。手紙で注文、船で輸送、、、と、とってもアナログでスローな糸の注文の話でした。

記 美和子

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2006年7月24日 (月)

in Touch

 メーチェムという町で織られた手織り布、そしてチェンマイのホームの中でタイ人の縫製スタッフにより作られたバーンロムサイのオリジナル商品。
 その商品が、渋谷の in Touch というインテリア雑貨ショップで販売されています。天然素材の気持ちよさ、シックでさりげないデザインのテーブル、キッチン回りの商品たち。

Intouchdsc2

 渋谷駅からすぐの東急セルリアンタワーの1階にある in Touch はホテルのロビー階にあるので、ゆったりしたスペースの中、セレクトされた食器、リネン類、アロマグッズ、文具などなど、素敵な商品を扱っているお店です。

 そんな素敵なお店で、バーンロムサイの商品が売られている事をご存じない人、沢山いらっしゃるのでは……
 是非一度のぞいてみてください。

in Touch ホームページ
http://www.intouch-design.com/

記:久我(バーンロムサイジャパン)

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2006年7月20日 (木)

メーチェム

Photo_11   バーンロムサイの手織り布は、メーチェムという町とホットという町で織られている。今日はそのうちのメーチェムの町に、織りあがった布の受け取りと、次の布のオーダーに行ってきた。

 チェンマイ市から南西に100㎞程のところにドイインタノンという山がある。ドイインタノンは海抜2565m、あのヒマラヤ山脈から続く山並みのはずれにある、タイの最高峰だ。このドイインタノンを越えたところにあるのが、メーチェムの町。

Photo_12  カンマルアンおばさんの家に到着すると、ちょうどお昼ご飯のカオニャオ(もち米)が蒸しあがったところだった。が、蒸し器となべの口が同じぐらいの大きさのため、蒸し器がなべから取れなくなっている。おじさんと娘のアノンさんが必死に蒸し器を取ろうとがんばっていたところに、カンマルアンおばさんが登場。「そんなの冷めればすぐ取れるんだから。もうカオニャオこっちに移しちゃいなさい。」と、カンマルアンおばさんの一言で問題は解決。

 この蒸したてのカオニャオがまたおいしいかった。これに途中の市場で買ってきた豚や鳥のから揚げ、ソムタム(青パパイヤのサラダ)、おばさんが用意してくれたキュウリと豚肉の炒め物にすっぱく味付けされたおいしい魚が今日のお昼ご飯。いつも楽しみにしているだけあって、今日のお昼ご飯もとてもおいしかった。

Photo_4 カンマルアンおばさんと、アノンさんは「雨が降る前にやってしまわなければ」と、一緒にご飯を食べずに、経糸の準備の続きをしていた。親子での共同作業。そんな様子を眺めていると、肩に織りあがった布をかついだ、織り子のおばさん達がどんどんやって来る。おいしいご飯を食べた後には、このおばさん達と美和子さんの戦いが始まるのだが、その様子はまたの機会に。

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2006年7月17日 (月)

出番を待つクマたち

 「バーンロムサイで生まれる商品達の中で、一番バラエティに富んでいて、個性豊かなのは、僕たちかも」

 そんな声が聞こえてきそうなくらい、個性豊かなバーンロムサイのオリジナルくま人形達。顔だって皆違う、ひとつひとつが世界でたった一つの人形達だ。このオリジナルくま達は、チェンマイのHIV感染者団体の方々に縫製してもらい、バーンロムサイへと運ばれ、ここで色とりどり、百人百様の服や飾りを身につけて一人前の商品となり日本へと旅立っていく…

 そのくま達が日本に旅立つ前。
 チェンマイのバーンロムサイの敷地内で、地味だけど大事な仕事が行なわれている。私も現地でくま作りが行なわれているところを見るまでは、考えもしなかった作業なのだが…。その作業、それは、『天日干し』だ。

 雨季のチェンマイは、かなり湿度が高い。
 縫製されたくま達は、乾燥剤とともにプラスチックケースにしまってあるが、それでもあっという間に湿気を含んでしまう。その湿気をとばすために、毎日、雨季の晴れ間をぬってくまを天日干しし、ふっくら乾燥した状態に戻すのだ。

Photo

 最近は私がその仕事を担当しているのだが、これがなかなか忙しい。かーっと真夏の日差しが照りつけだすと、えいっと飛び出していってくまを日のあたる場所に干す。そのまま、ずっと晴れていてくれればいいのだが、雨季のチェンマイの空は変わりやすい。

 ざわざわと強風がおこれば、スコールのような雨の前触れ。
 空の向こうに、灰色のもやが立ち込めたら、日本の梅雨のようなしとしと雨が降りだすサイン。一日のうちで、空はいろいろに表情を変える。

 たった今まで、かんかん照りだったのに、そのサインを見逃したために雨にあたってしまい、また干しなおし、そんないたちごっこを何回か繰り返し、私も「天気読み」がずいぶんできるようになってきた。この記事を書いている今も、さっきまでの日差しはどこへやら、涼しい風が経ち始めた。もう、みんな、ふっくら乾燥したころだし、そろそろくま達をしまわないと…  

 毎日、こんな風にくま達の面倒を見ていると、なんだか愛着がわいてくるのだ。

Photo_1

記:春子

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2006年7月13日 (木)

"ものづくり"のチーフ-佐藤美和子-

 バーンロムサイの家業「ものづくり」を支えているのは現地常駐スタッフの佐藤美和子。2年間ボランティアスタッフとして働いた後、日本に帰国。その後、常駐スタッフとして戻ってきた。ものづくりの取り仕切りが美和子さんの仕事。製品の素材選びから、織りあがってきた布のチェック、商品管理、発送まで美和子さんが関わっている。そして、ものづくりにはバーンロムサイスタッフの他にも、バーンロムサイ外にいる織りの職人さん、HIV感染女性団体など、多くの人たちが関わる。もちろんほとんどがタイ人。その取りまとめも全て美和子さんの仕事だ。

 そんな美和子さんに仕事のことなどを聞いてみた。

――ものづくりの仕事で大変だと思うことは?

Miwako_gae  同じものを仕入れ続ける、ということが難しいですね。例えば、リネンの糸は中国から取り寄せています。注文通りの糸が届かないことが多く、困りますね。色も注文どおりにならないことがほとんどで。
 また、タイ人の縫製スタッフとの意思疎通が難しい!日本語でなら簡単に言える「ふっくらとした」といった微妙なニュアンス、イメージをタイ語で伝えられない時は大変だなと思います。

――仕事をしていて、楽しい!と思うときはどんな時?

 「そう!そう!そう!」と声に出して言いたい時かな。
 思っていた通りの製品ができあがった時。探していた色、質感の材料に出会えた時。タイ人と意思が通じ合った時。楽しい!と思う瞬間ですね。

――OFFの日はどんなことをして過ごしていますか?

 娘の紗々(現在11ヶ月)と自宅で一緒に過ごしています。ぬいぐるみで遊んだり、太鼓を一緒に叩いたり。(笑)

――今、イチオシのバーンロムサイ商品は?

 ネットショップの商品の中では「リネンシリーズ」がオススメです。涼しく着られて、着ている自分だけでなく、見ている人にも涼しい印象を与えてくれる服たちです。洗濯も簡単。洗濯機でざぶざぶ洗えます。是非、この夏に着てほしいですね。

スリッパ  実はネットショップでは取り扱っていない商品もたくさんあるんです。その中では「スリッパ」がオススメです。内側にガーゼ生地を使っています。一度履いたらやめられない履き心地です。この夏のバーンロムサイ展でもご覧いただけますので、是非、手にとってみてほしいです。

――これから作れたらいいなと思う商品は?

 子ども服。自分も今、子どもがいるので。子ども用の雑貨を増やしていけたらいいなと思います。また、贈って喜ばれるギフト商品も考えてみたいです。

 
 これからも美和子さんがバーンロムサイのものづくりを支えていく。

 
記:幸季

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2006年7月10日 (月)

雨季の魅力

 Photo_6 バーンロムサイの芝はほんとにきれい

 日本にいる時、雨季のイメージは雨がたくさん降って、曇り空の日が続いて、日本の梅雨みたいなものが半年も続くなんて、、、と思っていた。でもチェンマイに来てから、雨季は嫌いな季節じゃないことがわかった。

 日本の梅雨のようにしとしと降ることもあれば、ドリフのようなバケツひっくり返した雨が降ることもある。雨を楽しむことができる時って自分の中に少し余裕があるときだったりする。それは使うタオルとか、下着、明日の制服が十分あり洗濯しなくてもよい時、外に買い物行かなくてもいいという時などなど、そんなちっぽけな余裕なんですけど。

 さらに雨季は空が面白い。遠く向こうの山まで見えて、もくもくの雲がたくさん出ていて、ここは大陸なんだなとふと思うと、なんだか想像はヒマラヤを超えて、アフガニスタン、トルコ、ヨーロッパへ、、、この大陸の先の先まで行ってしまう。

 今バーンロムサイの庭にはラムヤイ(竜眼)の実がたくさんあって、仕事の合間に子ども達と競い合いながら、大人気なくむさぼり食べた。雨季はトロピカルフルーツがおいしい、それが一番の理由かもしれない。

Photo_5 艶やかなラムヤイの果実

記:美和子

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2006年7月 6日 (木)

「チェンマイ通信」はじまります!

みなさま、サワディーカッ!はじめまして!
このブログでは、バーンロムサイスタッフによる生の声をタイ北部チェンマイと、東京、葉山よりお届けします。

このサイトを訪れてくださった皆様は既にご存じかと思いますが、バーンロムサイは両親をエイズで亡くし、自分たちもHIVに母子感染した孤児たちの生活施設です。

そして、バーンロムサイでは経済的な自立を目指して、布製品などのホームプロダクツを生産・販売しています。この生産活動はカレン族の村の支援、HIV感染の女性たちの支援にも使われます。
バーンロムサイの製品のご購入、製品へのご意見や多くの方へのご紹介も、重要な支援方法のひとつなのです。

私たちバーンロムサイの大きな家族を少しでも理解して頂くため、遠いチェンマイの地を少しでも身近に感じて頂くため、何気ない日常の情報を発信していきますね。

それでは、これからもよろしくお願いします!

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