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2006年11月27日 (月)

もうご飯は食べた?

Photo_29  タイ語の挨拶はサワディー、これに男性ならカップ、女性ならカが付く。日本語のおはよう、こんにちは、こんばんは、のように時間に関係なくいつでもサワディー カップ だ。これが通常の挨拶なのだが、タイ人は挨拶代わりに「もうご飯は食べた?」や「どこへ行くの?」、「どこに行ってきたの?」と聞いてくる。たまに午前11時ごろなど「もうご飯は食べた?」と聞かれ、朝ご飯のことなのか、昼ご飯のことなのか、迷ってしまうような微妙な時間帯もあるのだが、まあ挨拶なので答えにはそれほど興味はないのだろう。

 この「もうご飯は食べた?」を会うたびに必ずといっていいほど聞いてくるのが、大工の棟梁のチャイさんだ。たいていの人は「もう食べた。」とか「まだ食べてない。」と答えると、それこそ挨拶のようにすれ違ったりするのだが、チャイさんの場合は「今日は何を食べた?」という質問が付いてくる。食べた料理名がわからない時などは、豚肉と野菜を唐辛子とニンニクで炒めて・・・などと説明すると、その料理名を教えてくれたりする。時には、何を食べたか思い出そうと考えていると、他の人にも同じ事を聞いているらしく、何々でしょと自分で聞いておいて先にチャイさんが答えている時もある。だったら聞かなくてもいいのでは・・・などと思ってみたりもするのだが、まあこれも挨拶のうちなのだろう。しかし、こんな会話の中で覚えた料理名や、野菜、果物の名前も少なくなかったりもする。

 タイに来て、タイ人の知り合いができたら、「もうご飯は食べた?(キン カーオ ルー ヤン ?)」と聞いてみては。新しい会話の種になることは間違いない。

記 寛人

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2006年11月23日 (木)

チェンマイあれから9年。

私が始めてチェンマイに来たのは1997年10月。その頃街中には5,6箇所の信号しかなく、走っている車の大半は年代物のピックアップ、メータータクシーは一台もなく、公共の乗り物は小さな赤い乗り合いバスと輪タク、そのほかの移動手段はバイクか自転車であった。あれから9年。信号の数はあの頃の十倍以上、年代物のピックアップは激減、ピカピカの大型ピックアップと乗用車が増え、当時見たことも無かったベンツやBMWも多く目にする。乗り合いバス以外にも路線バス、メータータクシーが走り出し、輪タクの運転手は皆もう相当な老齢に達し、その自転車もすでにアンティーク、あと数年で消え行くであろう。

日本料理店の数は十件に満たなかった。日本食の食材はもちろん、西洋料理の材料を手に入れるのも簡単ではなかった。あれから9年、町にはしゃれたカフェが並び、日本食は街のそこここで食べられ、イタリアンやフレンチレストランもその味はともかくとして増えている、パンやケーキも美味しくなってきた。当時珍しかった赤や黄色のピーマン、アスパラガス、柿、梨、葡萄にキウィオレンジやグレープフルーツも手軽に一年中手に入るようになった。バーンロムサイのあるハンドン市にも何と今週外国人専門スーパーがオープン、フランス製の山羊のチーズや鴨の胸肉、アーティチョークまで手に入るようになった。

郊外では新しい住宅地が開発され、建売住宅が飛ぶように売れている。この村でも昔ながらのチーク材の家々はあっと言う間に壊されコンクリートの家が建つ。街中では昔ながらの店は壊されしゃれたショッピングモールが次々と出現。バーンロムサイまでの道路わきの水路は水際まで草や木が生えていたが、今では色気の無い護岸工事をなされたコンクリートの水路と化した。サロンを腰に巻いた女性の数も減ってきた。何を持って豊かと考えるかは別として、この9年でチェンマイの町も人々の暮らしも確かに外面は豊かになった。1960年代東京オリンピックの頃、日本が急変したあの頃を思い出す。失ったものは取り返せない。前に進むしかない人間の性、人は愚かにも同じ事を繰り返してゆく、仕方が無いが寂しい気がする。

でもチェンマイでは今でもその短い季節にしか食べられない多くの野菜や果物がある。季節がおわり、あと一年あの味を待つ楽しみは奪い取られたくない。いつでも何でも手に入る生活は味気ないとチェンマイに暮らしだして9年、つくづくそれを実感している。これからの9年でどう変わるのか、、、、

記 名取

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2006年11月20日 (月)

かわりゆくチェンマイ

私は今、チェンマイ郊外ナンプレー村、バーンロムサイのオフィスでこの記事を書いている。

はじめてチェンマイを訪れたのは、約2年前、今回の滞在で、5回目になる。

2年ぶりに、ドイステープという、チェンマイ市を一望できる山に行った。
山の頂上付近には、市内随一のお寺があり、観光名所の一つとなっている。
2年前は、ちょうど本堂の改修工事をしていたため、観光客もまばらだったが、今回は、外国人、タイ人を含め、大勢の人が参拝していた。

予想外の観光客の多さに驚きつつも、山頂から見渡す景色は、2年前とは、変貌していた。
おそらく、人が増えたのは、このお寺の中だけではなく、市内全体であろうと思えるほど、大小の建物が増えたように思える。
乾期のため、煙がかった景色も、私には、増え続けている車の排気ガスにすら思えた。

そういえば、近所のハンドン市場も、お店が増えた。
タピオカコーヒーの店員さんは、いなくなっていたが、チャーハンがおいしい屋台のおばちゃんは、健在だ。

当たり前だが、ドイステープの頂上からは、屋台のおばちゃんの顔は、見えない。

でも間違いなく、あの頂上から見渡したチェンマイの景色の中には、屋台もあって、子ども達もいて、笑顔があって、それぞれが背負っているストーリーがあって、と考えてしまった。

かわりゆくチェンマイ、そして、それを見る自分の気持ちも変化が起きているようだ。

記 功一

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2006年11月17日 (金)

くまの顔

この間写真日記のページでも、ペイントくまが紹介されていましたが、今12月の展示会に 向けてぞくぞくとくま達がチェンマイから到着しています。
バーンロムサイオリジナルくま、今年の夏からストラップつきのちびのくまも登場して、売れゆきも上々です。
このくま達、チェンマイのホームで衣類などを作る際にでる残布を使っています。
縫製、綿つめ、顔付けはチェンマイの女性職業支援センター、HIV感染者グループ、山岳民族の女性たちにこのヌードグマ(スタッフの間では素ぐまと呼んでいます)の製作をお願いしています。
  そして、洋服を着せたり、ビーズをつけたりと装飾はバーンロムサイのボランティアの方たちによって行われています。
日本でも多くの方たちの力を借りてたくさんのくまが出来上がっています。

到着してくるくまを、ひとつひとつメッセージをつけ袋詰めをしていると、いろんな表情のくまがいます。
ちょっと太めや細めの顔、顔中で笑っている顔、ちょっと怒っている顔、目が離れていたり、たれていたり...。
人もいろんな顔の人がいるように、この手づくりのくまにもいろんな顔、それぞれ表情出ているみたい。
多くのくまがいろんな人の手に渡ることを願っての袋づめ作業、いろんなくまが出てきて飽きません。

先日、私の友人が「このねこ、ひげがないね」といっていた事がちょっと気になりますが。

記 久我Hayama_002Hayama_004_3

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2006年11月16日 (木)

バナナ

 ♪バナナがいっぽんありました~と、娘の童謡のおもちゃを一緒に、いや、一人で口ずさんでます。我が家の家訓?は「バナナは家族、毎日家にあるように、切らさないように」。そのくらいバナナの存在は大切なのです。バナナの栄養については詳しく知りませんが、バナナさえあれば死なないだろうと本気で思っています。娘がご飯を食べない時はバナナを、口寂しい時もバナナ、小腹が空いたらバナナ、出かける時はバッグにバナナ、、、こんな感じで私の生活にバナナは密着しています。

 この村にもバナナ畑がそこかしこにあり、バーンロムサイにも何本もバナナの木があり、無農薬のバナナがいつでも安く食べられます。おいしいトロピカルフルーツがたくさんあるタイでも、最後にたどり着くのはやっぱりいつでもあるバナナです。

 タイではそのままはもちろん、バナナチップスや揚げバナナ、干しバナナ、バナナキャンディ、煮バナナのデザートなどいろんな形で食べられています。中でもタイに来てはまったのが、塩味バナナチップス。日本では輸入物の甘いバナナチップスしか食べたことがなかったので、初めは何だコレ?と思ってました。それはとてもシンプルなものですが、食べれば食べるほどおいしくて、飽きのない味。さらにスライスの厚さ薄さや、揚げ方など店によって味が微妙に違うのです。バナナ嫌いな人でもバナナチップスなら大好きという人もいます。是非タイに来たら食べて欲しい味です。

バナナチップスの写真がなくてすみません。

Photo_28

記:美和子

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2006年11月 9日 (木)

ロイクラトーン後記

061109_2  少し前の話になってしまいますが、11月4日~6日にあったロイクラトーン(灯篭流し)のお祭り。4日にバーンロムサイの皆で灯篭を近くの運河に流しに行き、5日の満月の夜にはホームにあるガジュマルの木の祠や道に蝋燭を灯し、幻想的な雰囲気を味わったあと、コムロイ(熱気球)をあげて楽しみました。水の神様にも感謝。 と、ここまではバーンロムサイでの静かなロイクラトーンだったのですが、最後の6日の夜には、チェンマイ市内のパレードを是非見たい!と思って他のスタッフ達と連れ立って、市内に繰り出しました。
 メインストリートを、30体以上のきらびやかな装飾を施された巨大灯籠が街を練り歩くパレード。巨大灯篭の山車の上には着飾った踊り手達が、休むことなく何時間も踊り続けています。相当肉体的にはハードなはずですが、顔は優雅ににっこり微笑んで、大変さを微塵も感じさせない様子はさすが。私達で勝手に「ここの山車が一番!」と決めた山車の上の踊り手(王族役?)に漂う気品のある色気にすっかり魅了されてしまいました。今まで、私は勝手にタイ古典舞踊は女性の優雅な踊りと思っていたのですが、男性の存在感に満ちた踊りはそれはそれは美しいものでした。061109_3

 大勢の人達が灯篭を流すピン川に到着すると、爆竹、花火の音、光。そしてその大音響の中で灯篭を流す人達。数メートル先では、お腹まで水につかりながら灯篭の中に入ったお賽銭を集めるお婆さんや子どもの姿がいて、はっとさせられもしました。

 もう、既に一週間が経とうとしているのですが、あの夜の光に照らし出された闇、そして暗闇の中に浮かび上がった美しい姿の数々が、今も瞼に焼きついています。

記 春子

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2006年11月 6日 (月)

チェンマイ食材事情

 061106

私の休日の楽しみの一つは「食べたいものを作る!」だ。普段は近くのハンドン市場で野菜や惣菜などだいたいのものは揃うのだが、日本食材はないので必要な時は市内に2ヶ所ある「リンピンスーパーマーケット」へ行く。日本米、牛蒡や蓮根、長茄子、日本の胡瓜、状態の良い肉、豆腐(あまり美味しくないけれど)に納豆、外国の食材や調味料、ワインやチーズなどを買うことができるのだが値段もそれなりに高い。特にワインなどの酒類は酒税の関係で高い上に保存状態が悪いのか、そこそこの値段のものでも酸化してしまっているものが多い。料理用のお酒が高いのも辛い。
私はピン川沿いではなくチャンプアック門の近くにあるリンピンに行くことが多い。近くに美味しいダックヌードルを食べさせてくれる食堂があるから。胃に優しいあっさりスープとコシの強い美味しい中華麺は病みつきになる。もちろん昼時は大勢のタイ人で満員だ。さらにその先にはタニン市場があり、リンピンよりも安く新鮮な野菜や果物が手に入るので、リンピンでしか買えない物を買い、ダックヌードルを食べ、タニン市場で野菜や果物を買うというのがお決まりのコースになってきた。
 ハンドン通りの市内に近い奥まった場所に、自家製のヨーグルトやチーズにベーコン、ジャムやベーグルなどを置いている小さな店があり結構美味しい。市内の入り口近くには日本でパン作りの修行をしたニコムさんと日本人の奥様がやっているパン屋さんがあり日本人には有り難い味。ホームの近くにもドイツ人が経営している自家製パン屋さんがあるので以外とパンには不自由しない。
 しかしバンコクの食材事情は数段上だ。スーパーに揃っている日本食材はチェンマイにないものがたくさんある。刺身も新鮮なものが手に入るので羨ましい。やはり海から遠いチェンマイはどうしても魚介類の新鮮なものが手に入りにくいので悲しいが、その分鶏肉や豚肉、特に野菜は新鮮で美味しいものが揃っているので十分満足している。もっと探してみればチェンマイの中でもさらに美味しい食材を見つけることが出来るのかもしれない。さらに贅沢をいえば、美味しいお米と豆腐と味噌と塩があればなお嬉しい!

記 麻生

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2006年11月 3日 (金)

ロイクラトーン

 今、チェンマイはロイクラトーンというお祭りがはじまっています。ロイクラトーンとは「灯篭流し」という意味。旧暦12月(現在の11月)の満月の夜にタイ全土で行われます。1年に1度、水の精霊に感謝するお祭りです。

Photo  今年の満月の夜は11月5日。その前後の日も含めて、11月4日から6日までがお祭りの期間とされていると、看板やのぼりで市内のあちらこちらに告知が出ています。週に一度、日曜日に開催される歩行者天国、通称「サンデーマーケット」もお祭り期間中には臨時開催され、パレードも行われます。民族衣装を着た女の子達、男の子達、古典舞踊を舞う人たち、古典楽器を演奏する人たち・・・みな、手にクラトーン(灯篭)を手にして歩きます。

 目的地はチェンマイ市内を流れる川、ピン川。そこでみな灯篭を流して、水の恵みに感謝をするのだそう。灯篭はバナナの葉や花、ロウソクで飾られ、火が灯されます。川をロウソクの灯火が流れていく様子はとても美しいもの。そして空にはコムロイと呼ばれる簡単な熱気球のようなものが多く上げられます。ロウソクの炎は、川の水面だけではなく、空にも。

Photo_4 今年、11月1日から花の万博が開催されているチェンマイ。今週末は初めての週末、かつロイクラトーン。チェンマイに観光客が殺到するのは必至!そのためなのか、チェンマイ市内も少し様子がかわっています。ターペー門前の三叉路の真ん中には噴水のある広場ができあがりました。また、お堀にはカラフルなライトアップがされた噴水。 しかもこの噴水、BGMつきです。そばにある機械から大音量で音楽が流されています。

Photo_2 お祭り本番が待ちきれない市民達は、夜になると花火をあげたりコムロイをあげたりして既に楽しんでいます。花火の大きな音に、歩きながらもびくびくしてしまうほど。市場にはコムロイ、灯篭やロウソクが並んでいます。家々の軒先にも灯篭が飾られ始めています。ロイクラトーン一色、といったところ。

 2日木曜日にターペー門広場を通りかかると、なにやら催し物が開催されていました。どうやらミスコンテストの様子。お祭りにはミスコンがつきもの、というのはタイも同じようです。そばには出店もあり、もうお祭りは始まっている感があります。
Photo_3  お堀まわりも灯火(燃料はおそらくアルコール)で縁取られ、お堀の水面にも並べられていました。

 バーンロムサイの子ども達も、今週末はロイクラトーンを楽しむ予定です。チェンマイ市内だけではなく、郊外ハンドンにあるバーンロムサイも、ロウソクの赤い炎が浮かぶ夜を迎えます。

記 幸季

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