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2007年2月26日 (月)

スパンさんの和紙

070226 子ども達が描いた絵を表紙にした、バーンロムサイオリジナルの手漉き紙ノート。そのノートの紙を作ってくれているのは、ランパーンにある手漉き紙工房、オーナーはタイ人、スパンさんと言います。バーンロムサイで使う和紙はほとんどこの工房で作ってもらっていて、毎週末に子ども達が絵を描くときに使う紙も、オフィスで使う封筒や便箋も、スパンさんの工房で一枚一枚漉かれたもの。

英語もペラペラのスパンさんとは、最初は注文のメールをやりとりするだけだったのですが、だんだん電話で話す機会が増え、その人柄に接することが多くなりました。  

「いいものを作る、ということはとても大事な事だけどね・・・、」

「たくさん買ってもらいたいと思って、お客さんの要望に合わせて無理をしすぎると、長く続かない。うちみたいな小さな工房で、仕事を長く続ける秘訣はね、お客さんの要望を聞きすぎないこと。」そして、「バーンロムサイは日本でノートを売っているんだろう?うちの紙はとても質がいいんだから、僕みたいに安く売っちゃだめだよ。」と笑いながら電話をしめくくるのがいつものこと。

10人程でやっている小さな工房なので、あまり注文がたてこむと質に影響しかねないし、第一忙しすぎる。だから、あまり大口の注文が来ると困ってしまう、と穏やかに語るスパンさん。

「スパンさんって、彼自身がアーティストみたいな人よ。いいものを作りたいから、工場みたいにしないんでしょう、きっと。」とももさん(子ども達に絵を教えてくれているアーティスト)に言われ、一度、工房に行ってみたくなりました。スパンさんは竹が好きで、和紙工房は静かな竹林の中にあるそうです。

子ども達の絵を表紙にした手漉き紙ノートは、ネットショップhttp://www.banromsai.jp/shop/item006.htmlでも販売しています。

記 春子

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2007年2月22日 (木)

トッケイ

   特に大好きなわけではない爬虫類。この国に居るとたくさんお目にかかることが出来る。タイの民家には「トッケイ」と呼ばれる大型のヤモリが居て、グロテスクな色はしているが、顔を良く見るとなかなか愛嬌があってかわいい。学名「Gekko」とも呼ばれる所以はその特徴のある鳴き声。夜になると「トッケイ~、トッケイ~」とかなりはっきりした大きな声で鳴き、途中からだんだん元気がなくなってゆき、最後は「トッケ・・・ィ、トッ・・ケ・・・ィ、トッ・・・グググググゥ・・・・」となんとも情けない声で終わる。その終わり方の様々なバージョンが結構楽しい。
070222_1 私の家のトッケイはとてもシャイで殆ど姿を見ることができない。この写真も以前グライが家に来た時にネバってネバって撮ったものだ。ただ毎日のウンチの具合で「ちょっと下痢気味だな」とか「最近調子いいみたい」とそれなりに彼(彼女?)の体調を気にかけてはいる。食性は肉食。大型の昆虫や小型爬虫類や小型哺乳類を食べるらしいが、虫をたくさん食べてくれるので、タイの人たちにとってトッケイやチンチョック(小型のヤモリ)が家に居ることはありがたられている。またトッケイの鳴き声を寝る前に10回聞くと次の日良いことがあるとか、いや9回だとか、バリ島では7回聞くと幸せになると言われているらしいなど様々な説はあるが、10回以上鳴く確立は少ない。中国では漢方薬の原料としても使われるので、乱獲のためトッケイの数が減っているという話も聞いた。「口内には細かく鋭い歯が並び顎の力は強い。性質は荒く外敵に襲われたりオスが別のオスと遭遇したりすると、口を大きく開けて威嚇をしたあと噛みつく。」などと調べると書かれているので、触ったり脅かしたりするとそれなりに危ないのかもしれないけれど、今はお互い滅多に顔もあわさず、でも同じ屋根の下に気持ちよく同居している。

麻生

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2007年2月20日 (火)

クルンテープ

外国人はタイの首都を「バンコク」と呼びますが、タイ人は「クルンテープ」と呼びます。この間、そのクルンテープに行った時に、以下の語がアルファベットで長々と書かれているTシャツを買いました。

クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット

実はこれ、タイの首都バンコクの正式名称なのです。初代王ラーマ1世が新しい国に寄せる思いを歌った一遍の詩全文が王都の名称になったそうで、世界で1番長い名前だそうです。意味は

  天人の都 偉大なる都城 帝釈天の不壊の宝玉
  帝釈天の戦争なき平和な 偉大にして最高の地 
  九種の宝玉の如き心楽しき王都
  幾多の大王宮 神が権化して住みたまう
  帝釈天が建設神ヴィシュヌカルマをして 造り終えられし

となるそう。
普段、タイ人は正式名称の初めの部分「クルンテープ(天使の都)」を首都名として呼んでいます。

では、外国人がタイの首都を呼ぶ時に言う「バンコク」とは。バンは水辺の集落、コクはマコークという植物のことで、マコークの生い茂る水辺の集落という意味だそうです。まだ首都ではなかった頃、今のバンコクあたりはこの名で呼ばれていたそうで、当時に舶来した西洋人による誤用が広まったものであると考えられているのだそうです。

チェンマイ通信ですが、今日はバンコク、クルンテープのお話でした。

記 寛人
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2007年2月16日 (金)

チェンマイの公園

チェンマイで犬を散歩させようと思うと、公園が少ないことに気付きます。日本では、子ども連れのお母さん達、犬の散歩、運動する人々にとって公園は身近な存在な気がします。チェンマイ市内にあるのは、プアックハット公園くらいでしょうか。ではチェンマイでの公園の役割はどこが果たしているのでしょう?

070215_2 チェンマイの子ども達は、公園で遊ぶ変わりに都会には少なくなった空き地などで遊んでいます。(両親が働いているため親が散歩に連れて行くことは少ないそうですが。)犬たちは散歩といったお決まりごとはなく、道をふらふらと気ままに歩いています。そして人々の憩いの場としては、学校が一般市民に開放されているためそこで人々は運動や散歩をしています。私が最近お気に入りの散歩コースはチェンマイ大学です。

ちょうど乾期の今は落ち葉の季節で、花吹雪の代わりに枯葉吹雪とでもいわんばかりに黄色や茶色い葉がちらほらと落ちてきます。大きなチークの枯葉の上を歩くと、サクリサクリと気持ちの良い音がします。木の下で勉強する若者、光の中でデートするカップル、スプリンクラーの水と戯れる犬、お母さんとバトミントンをする子ども、ピクニックするグループなど、大学内とは思えない様々な光景に出会います。先日訪れた時は、遠くの方からサックスの音が聞こえてきました。自然の中でJAZZのライブミュージックが聞けるなんて、まるでニューヨークのセントラルパークにいるようです。こんな贅沢なひと時を過ごせるチェンマイ大学があればチェンマイ市民に公園は必要ないのかもしれませんね。

記 ようこ

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2007年2月14日 (水)

「不都合な真実」

今年の東京は、暖冬が続いています。
日中は春のような日差しが続く日も少なくなく、思わず「気持ちいいなぁ」と思う毎日。でも、「今は2月だ!」ということに気付くと、少し怖い気持ちにもなります。
東京と大阪の今年の冬の平均気温は、平年を1.3度上回って観測史上最高となっているそうです。私の地元札幌でも、雪祭りの為の「雪」が足りず、大慌てでした。
身の回りにあるこうした異常気象は、世界的な温暖化現象の警鐘だと、ニュースでも報道されるようになっています。日本だけでなく、ロシア西部や北米北部、イギリスやポーランドでも異常気象が続いているそうです。
先日、見た映画、元副大統領・アル・ゴア氏の「不都合な真実」では、「温暖化の問題は、政治の問題だけでなく、モラルの問題です」と強調されていました。
今の日本で「エコな生活」を目指すって、実はすごく難しいと思います。でも、便利な物に頼り過ぎない生活も、本当に心地よいものだと思います。テレビもエアコンも無いバーンロムサイのゲストハウスでの生活は、本当に素敵なものですから!今、地球規模で瀕している危機に対処するためにも、未来の子どもたちのためにも、ほんのちょっと立ち止まって考えてみるべきなのかもしれません。暖房の温度は低めに設定する、お湯を使いすぎない、公共の交通機関を利用する。私も出来ることから始めようと思います!

不都合な真実ホームページ  http://www.futsugou.jp/

記 川越碧


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2007年2月12日 (月)

スパイシーなチョコレート

この間、有楽町にあるデパートの一階を通り抜けようと歩いていたら、
チョコレートの特設売場が出来ていた。
14日のバレンタインデーを為の臨時の売場なのでしょう。
何となく見ていたら、きらびやかな箱に入った高価なチョコレートの
ショーケースが並ぶ一角に、南米のエクアドルのチョコレートが
売られているのが目に付きました。
このチョコレートは、標高3500mの高地にあるサリナスという村で作られているとの事。
以前は過疎の村だったサリナスは、20年前くらいから牛のミルクを集めてチーズ作りを
始めたのをきっかけに、有機農産物を集めて加工する技術を身につけてきたとのことです。
オーガニックカカオを用いて作っているチョコレートもそのひとつのようで、
スイスやイタリアから譲り受けた機械が並ぶこじんまりとした工場で、
このチョコレートは作られているそうです。
いくつかの種類のチョコレートが販売されていたが、唐辛子の形をしたニットに入っている
チョコレートが面白かったので、一つ買ってみました。
(このニットも村のニット生産者の人たちの手づくり)
名前は、「i Aji !」アヒ!と読むらしい。意味は唐辛子。
Photo_42 小さい卵を半分に割った形のチョコレートが数個入っている。
チョコレートも手づくり、付属品の唐辛子ニットも手づくり。
なかなか心のこもっている商品だなぁ、と感心。
一粒200円とか300円する高級なチョコレートも、素敵なパッケージに入って

美味しそうだけど、
この商品を買うとこんな人たちの仕事に繋がるんだ、という意味のある物を買うことも
良いのではないでしょうか?
このアヒ!のチョコレート、食べてみたら本当にスパイシーな味がした!
記 久我

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2007年2月 5日 (月)

コスモス

バーンロムサイでは一年中コスモスが咲いています。
現在チェンマイは乾季、この時期のコスモスの背丈は30~40センチほどの可憐な姿ですが、雨季の終わりの10月、コスモスの背丈は2メートル以上になり茎の太さは5センチ以上、可憐とは程遠い姿で逞しく咲くのです。
花がおわり、種を収穫し、土を軽く掘り返し、また種を撒くと一週間ほどで芽が出てきます。枯れては撒き枯れては撒きを繰り返しているだけで、一年中コスモスが咲いてくれます。コスモスの色はオレンジ色と黄色、どちらかと言うとオレンジ色の品種の方が強いようで、黄色い花の数は少ないです。日本から一度ピンクの秋桜を持って来て撒いてみましたが、ひょろひょろと数本咲きましたがアッと言う間にオレンジ色のコスモスに飲み込まれ消えてしまいました。

乾季になると見事な花を付けるブーゲンビリア。白、ピンク、杏色、赤、オレンジ、濃い赤、見事なものです。夾竹桃、火炎樹、極楽鳥、ゴールデンシャワーと言った日本語名の分かる花以外に、日本では見たこともないよう花が沢山バーンロムサイにはあります。葉が出る前の枝に大きな黄色い花を咲かせるもの、大木に咲く鳥のくちばしのような赤い大きな花、テラスや他の木に蔓状に伸び薄紫の肉厚の朝顔のような花、同じく蔓状に伸び小指ほどのオレンジ色の花を無数に咲かせている植物、そして大木となるイランイラン、この花とプルメリアはとても良い匂いがしますが、もう一つ柑橘系の匂いをさせる薄い黄色い花を房状に咲かす木もあります。

今、ライチの木に小さな花が咲き出しました。六月には濃いピンクの実がなります。竜眼には新芽が芽吹いてきました。四月の末には多分今年最初の雨が降るでしょう。そうすると庭はまったく違う顔を見せてくれます。070205_1

コスモスは夕方日が暮れるとちょっぴり下を向き、花弁を軽く閉じ朝陽があたるまで寝ています。昼間コスモス畑からは蜂の羽音がブーンブーンと耳に痛いほど聞こえてきます。隣の枯れ草の上で猫が昼寝をしています。幸せ。

記 名取

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2007年2月 2日 (金)

ナンプリック

チェンマイ通信に何を書こうかと考える時、いつも真っ先に食べ物のことが浮かんできます。でもこうして外国で暮らしてみて、食べ物がいかに生活の中で重要かということをあらためて実感する日々。私がこのチェンマイを気に入っているのは、野菜が豊富で美味しいことと、なんといっても「ナンプリックとカオニャオ(もち米)」が存在するから。
070201  市場に行くと必ず売っているナンプリックはトウガラシ、ニンニク、紫タマネギなどの野菜に、ライム、焼き魚、魚介の塩漬けなどなどを石臼に入れてすり潰したもの。カオニャオはもちろん、野菜や魚、肉にチョコっと付けて食べるのですが、これがあるとないとではタイ料理の美味しさが全く変わります。良く食べるのがナンプリックパック(しし唐を使ったもの)、ナンプリックデーン(赤唐辛子と魚を使ったもの)、ナンプリックオーン(豚挽肉とトマトを使ったもの)。ナンプリックデーンは野菜の炒め物などに味噌代わりとしても使えて重宝しています。もっとディープなものが好きな方はタガメが入っているものをどうぞ。各家庭には「我が家のナンプリックの味」というのがあり、タイ人の家でご馳走になるときは、「私のナンプリックは特別美味しいのよ!」とおかあさんが自慢げに出してくれます。それぞれに特徴があるのですが、一様に市場のものより辛く、そして本当に美味しいのです。070201_1

この乾期にしかない「ナンプリックパック」は、漉す前の青汁みたいな感じで、野菜だけで作った少し酸味のあるさっぱりした味の季節限定もの。好みで付属の黒胡椒のようなハーブと唐辛子を入れて食べます。あまり市場などでは見かけないのですが、チェンマイ市内のスリウォンブックセンター前で毎週土曜日の午前中にやっている小さなオーガニック市場でこの間見つけました。いつも友人が買ってきてくれるものよりは味は劣りますが、まあまあ美味しかったです。

 チェンマイへ来たら是非市場で色々なナンプリックを試食してみてください。ちなみに黒いちょっと大き目の粒々が入っていると、タガメなどの虫関係が混ざっている可能性大です。

記 麻生

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